水原一平氏、カイジ兵頭和也超えの損失約62億円を負っていた。これからどうなる?

日本の誇りであり、世界最高の野球選手・大谷翔平

その大谷を通訳としてだけでなく公私にわたって支えてきた水原一平氏。

2024年シーズンがはじまるまでは、新天地ドジャースでも引き続き二人三脚で大谷を支えていくものとほとんど誰もが思っていたはず。

ドジャー・スタジアム

ドジャー・スタジアム


ところが開幕戦のあと、水原氏のギャンブルによる借金が判明。

大谷も疑惑に一時巻き込まれるなど大騒動となり、水原氏はドジャースを解雇され逮捕されました。


この記事では、大谷を長らくサポートしてきた水原氏の転落についてまとめます。

大谷を支える通訳として、絶大な知名度と人気があった水原一平氏

今や転落ぶりが広く報道され、評判が地に落ちてしまった水原一平氏。

ですが、つい1ヶ月前(2024年3月中旬ごろ)までは大谷の最高の相棒として絶大な知名度と人気を誇っていました。

私たち野球ファンも、「水原さんのおかげで大谷が野球に集中できている」と当時は評価していたはず。


たとえば、以下は2023年4月当時のニュース。

水原氏の人気っぷりがわかります。

チームスタッフが次々と紹介される中、大谷翔平の通訳としても知られる水原氏がコールされるとスタジアムからは大歓声。スター選手並と言っても過言ではなかった大きな声援に水原通訳は「おお〜」とはにかんだ様子を見せた。

(中略)

視聴者からも「一平こんなに人気なんだ」「カメラ目線w」「一平かわよ」「人気すぎワロタw」「一平の歓声w」「一平人気者」「並の選手より人気だろww」「金メダリスト一平」とコメントが次々と書き込まれた。
水原通訳への大歓声はスター選手並み!?「おお~」と照れ笑い 視聴者も「並の選手より人気だろww」「一平かわよ」 | MLB | ABEMA TIMES | アベマタイムズ


世界最高の野球選手を通訳として支えるばかりか、練習の手伝いもこなす。

頭の回転が速く、いざとなったら機転のきいたコメントや動きもできる。

ドジャースでも、引き続き大谷選手を支えてくれるものと思っていました。

2024開幕戦後にギャンブル依存症を公表→解雇

水原氏の名声が一気に暗転したのが、大谷選手の大事なドジャース開幕戦後でのこと。

クラブハウスで、「私はギャンブル依存症である」とチームに打ち明けたと突如報道されました。

20日にソウルで行われたパドレスとの開幕戦の後、水原氏はクラブハウスで、この問題が明るみになることを明かした。全ては自身の責任であり、ギャンブル依存症だと言及した。
水原一平氏、自身は”ギャンブル依存症” 全ては自分の責任…開幕戦後に激白、米報道 | Full-Count

この時点では、大谷から450万ドル(約6億8000万円)を盗んだと報道されていました。


ずっと信用してきた、家族をのぞけば一番身近であろう人間からの裏切り。

大谷選手のショックは想像を絶するものがあります。

 「正直、ショックという言葉が正しいとは思わないし、うまく言葉には表せないような感覚でこの1週間ぐらいはずっと過ごしてきたので、今それをうまく言葉にするのは難しい」と複雑な心境も明かした。
大谷翔平「正直、ショックという言葉が正しいとは思わない」「うまく言葉にするのは難しい」 : 読売新聞


大谷選手の関与については何の証拠もなかったものの、一部からは「大谷の承認なしに多額の送金ができるのか?」「大谷も賭博にかかわった、あるいは知っていて借金の肩代わりをしたのでは」との邪推も飛び交う始末。

明らかになる数々の裏切り行為と莫大な借金

その後、さらなる調査により水原氏の数々の裏切り行為が発覚。


問題の発覚直後、大谷に「借金を肩代わりしたことににしてほしい」と依頼していたことまでが明るみに出ました。

大谷選手を巻き込むことになれば、野球選手としてのキャリアにも大きな傷がつく可能性も。

情にほだされてOKしなかった大谷選手、冷静でいてくれて本当によかった。

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の口座から不正に送金したとして訴追された元通訳の水原一平容疑者が問題の発覚直後に大谷選手と2人だけで話し合った際に「借金を肩代わりしたことにしてほしい」と依頼し、これを大谷選手が拒否していた
大谷翔平“水原一平容疑者からの借金肩代わり偽装依頼を拒否”米紙 | NHK | 大谷翔平


また、負債の総額は当初報道されていた額の約10倍、約4,100万ドル(約62億円)であったことも判明。
※賭けで勝った学が約1億4200万ドル(約218億円)、負けた額が約1億8300万ドル(約280億円)とのこと

大谷から盗んだ額も、1,600万ドル(約24億円)以上にのぼることがわかりました。


他にも、盗んだ額のうち約5,000万を使って転売用の野球カードを買い込んだりなど、もはや歯止めが効かなくなっていた模様。

カイジ兵頭和也の負け額を大きく超えた水原氏

2024年4月6日に放送されたTBS系「オールスター感謝祭」にて、水原氏の失った額がクイズネタにされていたらしい。

当時判明していた負債が6億8,000万円だったのでクイズでは最下位でしたが、その後「約62億の負け」が明らかになったことで、徳光和夫氏、それにカイジの兵頭和也を超えて第2位になってしまいました。


兵頭和也が20億負けた経緯はこちら

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ちなみに上記クイズで第1位の井川意高(もとたか)氏は、大手製紙メーカー・大王製紙の創業家3代目であり前会長。

カジノでの負けを子会社から借り入れ返済したとして、特別背任で起訴された人物です。

【参考】井川意高 – Wikipedia

大谷にこれ以上の影響はなさそう。水原氏は今後どうなる?

大谷選手に関しては完全なる潔白がほぼ証明されつつあり、今後これ以上の影響はないと考えていいでしょう。

あとは精神的な影響がないことを信じたいものですが、2024年4月15日時点で打率.338、ホームラン4本、OPS1.048となかなかの活躍ぶり。

まったく何の影響もない…とまではいかなくとも、今季もこれまで通り、あるいはこれまで以上の活躍が期待できそうです。


一方、ドジャースを解雇され訴追された水原氏はどうなるんでしょうか。

最大禁錮30年の銀行詐欺罪に問われていますが、司法取引に応じて罪が軽くなる可能性も。

とはいえある程度の収監は避けられそうにありません。


身から出た錆なので水原氏に関しては実刑も仕方ありませんが、大谷選手への精神的影響がないことを祈るのみです。

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